パドレスがオグレイディとメジャー契約 28歳の一塁手兼外野手

パドレスは日本時間12月9日、レイズから解雇されてフリーエージェントとなっていたブライアン・オグレイディとメジャー契約を結んだことを発表した。現在28歳のオグレイディは、2019年にレッズでメジャーデビューし、今季はレイズで2試合に出場。ルール5ドラフトのプロテクト期限に有望株のロースター登録に伴ってDFAとなり、そのあと解雇されていた。一塁と外野3ポジションのほか、マイナーでは三塁を守った経験もあるため、ユーティリティとして貴重な戦力になりそうだ。

オグレイディはレッズ時代の2019年にメジャーデビューし、28試合に出場して打率.190、2本塁打、3打点、OPS.720を記録。この年、マイナーではAAA級で112試合に出場して打率.280、28本塁打、77打点、20盗塁、OPS.909の好成績を残した。レイズへ移籍した今季は2試合のみの出場にとどまったが、二塁打1本を含む5打数2安打(打率.400)と限られた出場機会のなかで結果を残した。

パドレスのA・J・プレラーGMはオグレイディについて「大まかに言えば、彼は内野と外野の両方を守ることができる左打ちの選手だ」とコメント。「彼は我々のロースターにフレキシビリティをもたらしてくれるだろう。2019年シーズンはマイナーで本当に優秀な成績を残していたし、メジャー経験もある。我々のチームにフィットする存在だと思っている」と期待を寄せた。

パドレスはグレッグ・ガルシア、ジュリクソン・プロファー、ミッチ・モアランド、ジェイソン・カストロらがフリーエージェントとなり、控え選手の層が薄くなっている。また、今季途中にトレードでジョシュ・ネイラー、テイラー・トラメル、フランチー・コルデロを放出し、左打ちの外野手が少なくなっているというチーム事情もあった。オグレイディはそうしたチーム事情にフィットする存在だったというわけだ。一塁と三塁を守った経験もあるオグレイディだが、パドレスでは外野手としての出場が増えるかもしれない。

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