新潟労働基準監督署、労働安全衛生法被疑事件の疑いで愛宕商事を新潟地方検察庁に書類送検

新潟労働基準監督署は9日、愛宕商事株式会社(新潟市中央区)および同社責任者(同社の総合体育館施設長)を、労働安全衛生法被疑事件の疑いで新潟地方検察庁に書類送検した。

今年5月11日、愛宕商事が維持管理する新潟市内の総合体育館において、地上から高さ2.4メートルの場所(駐輪場の屋根上)で作業員(従業員)が立木の枝切り作業を行なっていたところ、屋根から落下し重傷を負ったという。

労働安全衛生法では、高さ2メートル以上の場所で労働者に作業を行わせる場合、作業場所の端部や開口部など落下の恐れがある場所には、囲いや手すりなどを設けることが規定されている。しかし、災害発生当時、手すりの設置など堕落防止措置が講じられていなかった疑いがあることから書類送検した。

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