Uberが自動運転部門を売却、米スタートアップAuroraが買収へ

自動運転を手掛けるアメリカのスタートアップ企業オーロラ(Aurora)が7日、Uberの自動運転組織であるアドバンスト・テクノロジー・グループ(Advanced Technologies Group:ATG)を買収すると発表した。

オーロラは、自動運転用のソフトウェアやハードウェアなどを設計・開発するオーロラドライバーアプリケーションと自動運転車関連のエコシステム開発を手掛ける企業だ。ソフトウェアやハードウェア開発、製品設計のほかにも、車両プラットフォームの製造、ロジスティック、社用車の管理サービスなども提供している。

今回の買収を通じ、オーロラはATGの研究・実用化の両面の技術力に使って、大型トラック向けのオーロラドライバーアプリケーションの強化を促進する。同時に軽自動車製品の開発も早める予定だ。

また、ATGの買収に加えて、オーロラはUberとの戦略的提携も発表した。Uberはオーロラに4億ドルを出資。さらにUberのダラ・コスロシャヒ(Dara Khosrowshahi)CEOが、オーロラの取締役会に参加する。

Uberのダラ・コスロシャヒCEOは、「自動運転車ほど安全で、アクセスしやすく、環境に優しい交通手段で人々の生活を改善することを約束するテクノロジーはほとんどない。過去5年間、ATGにある私たちの驚異的なチームは、この取り組みの最前線に立っていた。その約束をさらに早く実現するために、オーロラと力を合わせることで、彼らは今ポールポジションにいる」と述べている。

(出典:Aurora Webサイトより)

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