8年ぶりAクラスの中日が進める戦力整理 元ドラ1ら7選手を戦力外、助っ人も4人放出

中日を自由契約となったソイロ・アルモンテ(左)と戦力外となった伊藤準規【写真:荒川祐史】

アルモンテやゴンサレスら4人の助っ人も自由契約に

今季、与田剛監督のもとで8年ぶりにAクラスに食い込んだ中日。今季は新型コロナウイルス感染拡大の影響でセ・リーグはクライマックスシリーズがなく、CS出場はならなかったものの、7年続いた連続Bクラスの暗い歴史に終止符を打った。

2011年以来となるリーグ優勝を目指すことになる来季に向けて中日も戦力整備を進めている。このオフは7選手に戦力外を通告。助っ人4選手も放出し、戦力整理を行った。

2008年のドラフト2位で入団した伊藤準規投手や2013年のドラフト1位で入団した鈴木翔太投手、小熊凌祐投手、阿知羅拓馬投手、石川駿内野手らが戦力外に。鈴木は阪神が育成選手として獲得し、現役続行が決まった。

また、2018年のドラフト5位の垣越建伸投手、2019年のドラフト6位の竹内龍臣投手は戦力外を通告され、育成選手として再契約を結んだ。また、黄金期を支えたベテラン吉見一起投手は今季で現役を引退することになった。

助っ人では2018年から在籍したアルモンテが保留選手名簿から外れて自由契約に。怪我での離脱が多かったものの、2018、19年は3割超、今季も.294の高打率を残していただけに、怪我がちな点が勿体なかったか。今季加入したシエラ、ゴンサレス、そして左肩の故障でシーズンを棒に振ったロメロも自由契約となった。

これにより、実に12選手が支配下登録枠を外れることになった中日。すでにマイク・ガーバー外野手、ランディ・ロサリオ投手が来季の新戦力として加入することが決まっており、着々と来季に向けた編成を進めていく。

○支配下
吉見一起(現役引退)
伊藤準規(戦力外)
鈴木翔太(戦力外)→阪神と育成契約
小熊凌祐(戦力外)
阿知羅拓馬(戦力外)
石川駿(戦力外)
垣越建伸(戦力外)→育成再契約
竹内龍臣(戦力外)→育成再契約
ソイロ・アルモンテ(自由契約)
モイセ・シエラ(自由契約)
ルイス・ゴンサレス(自由契約)
エンニー・ロメロ(自由契約)

○育成
浜田智博(戦力外)
大蔵彰人(戦力外)
サンディ・ブリトー(自由契約)(Full-Count編集部)

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