捜査車両で容疑者が首切り病院搬送 中学生にみだらな行為の疑いで逮捕

 沖縄署は9日、県青少年保護育成条例違反容疑で逮捕した名護市の20代事務員の男が、逮捕後の捜査車両内で隠し持っていたペティナイフを使い、自身の首を切る自傷事案が発生したと発表した。同署によると、逮捕前に身体検査を行ったが、刃物の所持に気づかなかったという。男は治療のために釈放され、本島中部の病院で手当てを受けている。生命に別条はない。

 沖縄署によると男は手錠を付けた状態で、捜査車両から沖縄署内に移動する際、ペティナイフで自身の首を切ったという。同署は男の回復を待って詳しい事情を聞く方針。

 男の逮捕容疑は11月26日、SNSを通じて知り合った女子中学生が18歳に満たない未成年であることを知りながら、本島中部のホテルでみだらな行為をした疑い。

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