巨人野上は制限超え1.2億円減&坂本5億円、楽天岸は2.5億円…各球団の10日の契約更改は?

会見に臨んだ楽天・岸孝之【写真提供:楽天野球団】

野上は3年契約の最終年で1軍登板なし、坂本は2000安打達成

プロ野球界では10日、複数の球団で契約更改交渉が行われ、巨人の野上亮磨投手は、野球協約が定める減額制限(1億円超は40%)を超える1億2000万円ダウンの年俸3000万円でサインした。2018年に西武からFA移籍し、今季が3年契約の最終年。1軍登板なしに終わり、大減俸となった。

坂本勇人内野手は、3年目の来季まで年俸固定の5年契約を結んでいるため現状維持の5億円で更改。今季は31歳10か月と史上2番目の若さで通算2000安打の偉業を達成した。

楽天の岸孝之投手は5000万円減の年俸2億5000万円プラス出来高でサイン。今季は11試合に登板し、7勝0敗、防御率3.21。2016年オフに西武からFA移籍した際に結んだ4年契約が終了し、新たに単年契約を結んだ。

西武の内海哲也投手は、減額制限(1億円以下は25%)いっぱいの1875万円減の年俸5625万円で更改。今季は巨人から移籍して2年目で初勝利を挙げたが、4試合の登板にとどまった。

日本ハムの大田泰示外野手は3000万円増の年俸1億3000万円でサイン。今季は115試合に出場し、打率.275、14本塁打、68打点をマークした。上沢直之投手は2500万円増の8500万円、秋吉亮投手は減額制限(同)を超える5000万円プラス出来高払いでサインした。

ロッテ期待の若手2人も更改、安田は900万円増、藤原は300万円増

ロッテの安田尚憲内野手は900万円増の年俸2200万円でサイン。今季は4番を務めるなど113試合に出場した。藤原恭大外野手は、300万円増の1800万円で更改。シーズン終盤に存在感を見せ、来季の覚醒が待たれる。主な選手の契約更改は以下の通り。(金額はすべて推定)

■パ・リーグ
【楽天】
岸孝之投手 3億円→2億5000万円

【西武】
内海哲也投手 7500万円→5625万円

【日本ハム】
大田泰示外野手 1億円→1億3000万円
上沢直之投手 6000万円→8500万円
秋吉亮投手 1億円→5000万円

【ロッテ】
安田尚憲内野手 1300万円→2200万円
藤原恭大外野手 1500万円→1800万円

■セ・リーグ
【巨人】
野上亮磨投手 1億5000万円→3000万円
坂本勇人内野手 5億円→5億円(Full-Count編集部)

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