【新型コロナ】10日の神奈川県内、214人感染 横浜市立中で新たなクラスター

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で10日、10歳未満~90代の男女214人の感染が新たに確認された。このうち132人の感染経路が不明という。

 横浜市によると、市立中学校でクラスター(感染者集団)が発生。これまで生徒3人の感染が確認され、同じクラスの生徒への検査で新たに4人の感染が分かった。全校生徒と教職員約900人を検査する。済生会横浜市東部病院(鶴見区)では、患者1人と、他市発表の職員1人の感染が分かり、感染者数は18人になった。

 藤沢市では、クラスターが起きたサービス付き高齢者向け住宅のデイサービス利用者の同居家族で50代のパート女性ら2人が感染。同住宅関連の感染者は37人となった。

 相模原市によると、国立病院機構相模原病院(同市南区)の入院患者3人と看護師1人の計4人の感染が確認された。同病院ではこれまで、入院患者や看護師ら8人が陽性となっており、同病院関係の感染者は12人となった。

 県によると、三浦市の20代男性会社員はクラスターが発生した漁船の乗組員で、乗組員9人のうち感染者は7人となった。

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 在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)は10日、基地関係者1人の感染を新たに確認したと発表した。

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