実はフランス語だった!「オードブル」を英語でどう言う?

毎週水・金曜日更新!通訳者・翻訳者をネットワークするテンナイン・コミュニケーションとのコラボ連載「通訳者さんに教わる♪朝のカンタン英語レッスン」。金曜日は、今話題のニュースに関する英語表現をご紹介します♪

実はフランス語だった!「オードブル」を英語でどう言う?

誕生日やクリスマスの料理としてよく登場する「オードブル」

「オードブル」は、実はフランス語由来の外来語で “hors d’oeuvre” のこと。日本語で言うところの「前菜」を表し、食事の前のちょっとした一皿のことなのです。

hors d’oeuvre=前菜

そして英語で「前菜」というときは

appetizer=前菜

という単語がよく使われます。( “hors d’oeuvre” が全く通じないというわけではありません)

つまり英語の “appetizer” は、エビフライや唐揚げなどが主役の日本の「オードブル」ではなく、メイン料理の前の前菜を指します。食前酒なども食事の前に用意されるものとして “appetizer” と呼ばれます。

例)
A: What would you like for the appetizer?(=前菜は何になさいますか?)
B: I’d like to have the carpaccio.(=カルパッチョをいただきます)

ちなみに、サラダや揚げ物、ハムなど様々なおかずが盛り合わせになった日本の「オードブル」日本独自のものなので同じ意味を表す英語はありませんが、近い意味を表現するものに

assorted ~=~の盛り合わせ

という表現があります。

例)
assorted sandwich tray [platter]=サンドイッチの盛り合わせ

日本語には、普段なにげなく使っているカタカナ言葉がたくさんありますが、英語圏では通じない日本独特の和製英語もあるので注意しましょう!

(記事協力:テンナイン・コミュニケーション

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