佐世保市中学生2人に福岡国税局長賞 税についての作文

福岡国税局長賞を受賞し、賞状を手にする宮原さん(左)と茂山さん(右)=佐世保市内

 国税庁と全国納税貯蓄組合連合会が中学生を対象に募集した「税についての作文」で、長崎県佐世保市立広田中3年の宮原未惺(みさと)さん(15)と同市立柚木中2年の茂山聖菜(せな)さん(14)が福岡国税局長賞を受賞した。
 税について正しい理解を深めてもらおうと毎年募集。全国で約31万3500点の応募があった。
 宮原さんは税について調べる中で、県税には「ながさき森林環境税」があり、自然を守るために使われていることを知った。「自然豊かな環境が未来へと引き継がれるように率先して納税できる大人になりたい」とつづった。
 茂山さんは読書が好きで、税金が図書館の運営に使われていることに対する感謝の思いを込めた。また、図書館は年齢や資産の有無など関係なく誰でも利用できることから「税金は平等のために使われている」との考えを書いた。
 それぞれの学校で表彰式があり、賞状を受け取った。宮原さんは「これからも税について深く考えていきたい」、茂山さんは「税金が図書館以外のどこに使われているのか考えながら生活したい」と話した。

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