ブルージェイズ ドジャースからFAのターナーに興味

「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、ドジャースからフリーエージェント(FA)となったジャスティン・ターナーに対して複数の球団が興味を示しており、そのなかにはブルージェイズも含まれているようだ。ブルージェイズは多数のFA選手に興味を示していることが報じられており、ターナーの優先順位は不明。三塁から一塁へコンバートされたブラディミール・ゲレーロJr.が三塁復帰を希望しており、ゲレーロJr.を三塁へ戻すのであれば、ターナーの獲得には動かないだろう。

現在36歳のターナーは、オリオールズでメジャーデビューしたあとメッツで控え内野手としてメジャー定着を果たしたものの、2013年オフにノンテンダーFAとなり、マイナー契約でドジャースに加入。すると、移籍1年目の2014年に打撃開眼して規定打席不足ながら打率.340、7本塁打、OPS.897の好成績をマークし、正三塁手の座を手中に収めた。

2016年は自己最多の27本塁打、90打点を記録してMVP投票で9位にランクインし、翌2017年は自己ベストの打率.322、OPS.945をマークしてオールスター・ゲーム初選出。MVP投票では前年を上回る8位にランクインした。その後も安定した活躍を続け、今季は42試合に出場して打率.307、4本塁打、23打点、OPS.860を記録。ドジャースでの7年間では打率.302、OPS.886と打線の中軸に相応しい好成績を残している。

ワールドシリーズ第6戦の試合途中に新型コロナウイルス陽性が判明したにもかかわらず試合後の優勝セレモニーに参加し、マスクを着用せずに記念写真に納まって批判を浴びる一幕もあったが、ドジャースの地区8連覇を支えてきた功労者の1人であり、ドジャースとの再契約が有力視されている。しかし、ドジャースがノーラン・アレナード(ロッキーズ)やクリス・ブライアント(カブス)といったスター三塁手の獲得を検討しているとの報道もある。ターナーの去就の決定にはしばらく時間がかかりそうだ。

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