「ぐんまの住まいづくり」の出版など多角的に事を展開していた(株)綜合プランニングが破産申請へ

 (株)綜合プランニング(TSR企業コード:274857243、法人番号:2070001005485、前橋市表町2-10-19、設立2007(平成19)年10月、資本金8000万円、平尾真一社長)は11月30日までに事業を停止し、破産手続きを釘島伸博弁護士(弁護士法人釘島総合法律事務所、同市古市町1-43-1、電話027-252-1341)に一任した。
 負債総額は約30億2800万円(このうち金融債務総額約28億5100万円)。

 住宅建築コンサルタント事業のほか、地域雑誌の「ぐんまの住まいづくり」など出版事業などを展開。その後、スポーツシューズ店や飲食店など店舗運営や、オフィスビルなど不動産事業、前橋国際日本語学校の運営にも進出するなどして経営の多角化を進めた。
 不動産への積極投資から増収基調を辿り、2020年3月期の売上高は6億6000万円を計上していた。
しかし、不動産投資による借入金の負担が重く、多忙な資金繰りを余儀なくされた。こうしたなか、「新型コロナウイルス」感染拡大を受けて教育事業が大きな影響を受けたほか、店舗の売上高も大幅に減少。返済条件の見直しなどを行っていたが、資金繰りが限界に達し、今回の事態となった。

© 株式会社東京商工リサーチ