「天国にちがいない」 ユーモアあふれる予告編公開 パレスチナ系イスラエル人監督エリア・スレイマン10年ぶり新作

パレスチナ系イスラエル人の監督エリア・スレイマンの最新作「天国にちがいない」の予告編が公開された。

予告編では、スレイマン演じる映画監督が、新作映画の売り込みのため、イスラエルのナザレからフランスのパリ、そしてアメリカのニューヨークに向かう道中が、ユーモアあふれる映像で描かれている。終わりでは、スレイマンのことを「コメディ作家で中東和平をテーマにしている」と紹介された女性が「もう笑っちゃう」と語る、アイロニーたっぷりのシーンが切り取られている。

「天国にちがいない」は、自らと同じナザレに住むイスラエル国籍のパレスチナ人を演じた「D.I.」で注目を集めたエリア・スレイマンによる10年ぶりの新作。カンヌ国際映画祭で特別賞と国際映画批評家連盟賞 (FIPRESCI賞)を受賞するなど高い評価を得ている。パレスチナ系イスラエル人映画監督という、スレイマンを彷彿とさせる主役を、スレイマン自身が演じている。

天国にちがいない
2021年1月29日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
配給:アルバトロス・フィルム/クロックワークス
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