「ビルとテッドの時空旅行」トリビア エディ・ヴァン・ヘイレンに出演オファーも実現かなわず

キアヌ・リーブス主演のおバカコメディ「ビルとテッド」シリーズの最新作「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」から、トリビアを紹介する。

ラッパーのキッド・カディや「フー・ファイターズ」のデイヴ・グロールがカメオ出演。さらに、「アーケイド・ファイア」のウィン・バトラーもノンクレジットで友情出演し、豪華ミュージシャンが参加する「ビルとテッドの時空旅行」。本年10月6日に闘病の末に逝去した世界的ギタリストであるエディ・ヴァン・ヘイレンにも、本作への出演がオファーされていたが、実現はかなわなかったという。

自身も音楽マニアであるビル役のアレックス・ウィンターは、「彼(エディ)は私生活を大切にしていて、あまり表に出るようなタイプではなかったんだ。カリスマ性がものすごくある一方で、とても上品な人だった。彼のためのシーンを書いて根気よく交渉したものの、ノーと言われてしまったんだ。個人的な理由ということで、当時はもちろん分からなかったけど、今なら悲しいことにそれが分かるよ」と振り返り、彼の死を悼んでいる。

本作にはそんなエディの影響を受けた部分がある。「ビルとテッド」シリーズでお馴染みのエアギターについてアレックス・ウィンターは、「エアギターは完全にエディを意識しているよ。ビルとテッドなら間違いなく彼に影響されただろうし、真似したはずだから」と語っている。また、シリーズ1作目から全作の脚本を務めるエド・ソロモンは、「『ビルとテッド』シリーズは、ヴァン・ヘイレン『JUMP』のようなエネルギッシュでダイナミックな映画を目指していたんだ」と影響を明かしている。

「ビルとテッド」シリーズは、ロックスターにあこがれる高校生コンビの「ビルとテッド」が、世界を救うため時空を超えて冒険を繰り広げるコメディ。29年ぶりの新作となるシリーズ3作目の本作では、ミュージシャンになっても変わらずに少年の心を持ち続ける2人が、「世界を救う音楽」を完成させて世界を消滅の危機から救うため、77分のタイムリミット以内に歴史上最高のバンドを結成しようと時空を駆け回る。

ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!
12月18日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給:ファントム・フィルム
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