【新型コロナ】横浜、過去最多の158人感染 新たに3つのクラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は11日、10歳未満~100歳代までの男女158人の感染が新たに確認されたと発表した。市内の1日当たりの新規感染者数としては11月26日(127人)を上回り、過去最多となった。重症1人、中等症2人、症状調査中4人で、151人は軽症または無症状。65人の感染経路が不明といい、経路が判明している93人は家庭内感染が疑われている。

 市によると、市内で新たに三つのクラスター(感染者集団)が発生した。

 2人の陽性が確認されていた障害者入所施設では、新たに職員1人と入所者11人の感染を確認。介護老人保健施設でも職員1人と入所者6人の感染が明らかになり、陽性者数は計10人となった。市内を拠点に活動しているコーラスサークルに所属する30代男性会社員も陽性と判明。陽性者数は計5人となった。サークルには約30人が所属し、順次検査するという。

 その他のクラスター関連では、元気会横浜病院(同市緑区)で職員2人と入院患者1人が感染し、陽性者数は計18人に。有料老人ホームでは入所者ら5人の感染が新たに確認され、陽性者数は計10人となった。生徒7人の感染が確認されている市立中学校でも、新たに生徒3人が陽性と判明した。

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 市が10日までに発表した患者の区別住所地発生状況は、次の通り(毎週金曜更新)。

 ▽鶴見区=579人▽神奈川区=450人▽西区=271人▽中区=462人▽南区=624人▽港南区=408人▽保土ケ谷区=360人▽旭区=330人▽磯子区=257人▽金沢区=262人▽港北区=636人▽緑区=240人▽青葉区=523人▽都筑区=289人▽戸塚区=379人▽栄区=96人▽泉区=179人▽瀬谷区=144人▽市外=312人

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