地元ラッパーも出頭 ギャング18人を起訴 <マンハッタン>

ニューヨーク市などを拠点とするギャング「アンタッチャブル・ゴリラ・ストーン・ネーション」のメンバーとされる17人が1日、恐喝、殺人、麻薬、銃器、詐欺罪で起訴・勾留された。翌2日、同ギャングに属しているとみられる、ブルックリン区のラッパー「カサノバ」が、マンハッタン区ミッドタウンサウスの警察署に出頭した。3日付PIX11が伝えた。

「カサノバ(本名=キャズウェル・シニア)」はジョージア州アトランタにいるとみられていたが、同署に出頭し、銃器不法所持、規制薬物の密売や恐喝の共謀容疑の罪で起訴された。

当局はまた、9月21日にニューヨーク州ダッチェス郡ポキプシーで15歳の未成年者が殺害された事件に関連して、同ギャングのメンバーとされる1人を起訴。被告人らは、同州広域にまたがり、強盗や傷害などの容疑を受けている他、ポキプシーからウェストチェスター郡ピークスキル、ニューヨーク市にいたる地域で、新型コロナ経済支援プログラムの給付金をだまし取っていたとされる。

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