【新型コロナ】11日の神奈川、過去最多の285人感染 2人死亡 神奈川大でもクラスター

 新型コロナウイルスの感染再拡大を巡り、神奈川県内で11日、新たに10歳未満~100歳代の男女285人の感染が明らかになった。1日当たりの新規感染者数は11月26日の253人を上回り、過去最多。横浜市ではこれまでで最も多い158人の感染が報告された。285人のうち115人が感染経路不明という。

 川崎市では60代と80代の無職男性2人の死亡が報告された。同市によると、亡くなった60代男性は11月22日に呼吸苦などを訴えて2日後に入院、25日に陽性が判明した。80代男性は同26日に陽性と判明した。

 横浜市では、新たに3件のクラスター(感染者集団)が発生。障害者入所施設で12人、介護老人保健施設で7人がそれぞれ感染したほか、市内を活動拠点とするコーラスサークルでも5人が陽性となった。

 県によると、神奈川大湘南ひらつかキャンパス(平塚市)のレスリング部に所属する男子学生5人、東海大湘南キャンパス(同市)の運動部員で秦野市在住の男子学生13人の感染を確認。県は東海大に加え、神奈川大でもクラスターが発生したとみている。

 川崎市では、男子生徒1人が感染していた市立中学校(宮前区)で、同級生の男女6人の陽性が判明。市はクラスターと認定した。

 横須賀市でも市立中の男子生徒が感染し、市は15日まで臨時休校とした。

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 在日米海軍横須賀基地司令部は11日、同基地で新たに関係者19人の感染を確認したと発表した。

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