年に1度は整理したい財布!家計管理や支払い方法も見直しを

2020年も残りわずかとなってきました。多くの人にとって今年はいつもとは違う一年だったと思います。「いつ何が起こるか分からないからある程度の蓄えは必要」と実感した人も多いのではないでしょうか。日々忙しくしているとなかなかお金のことを考える時間はないかもしれません。それでも年に一度は考える時間をとってみることをおすすめします。


キャッシュレス時代だからこそ財布の使い方を見直す

Pay決済(コード決済)が普及してきたこの1~2年で現金で支払う機会が減ったという人も多いでしょう。財布の使い方を見直す時期かもしれません。以前のままのお財布の使い方だと非効率的になってしまいます。

筆者も支払いのほとんどがPay決済か交通系ICカード、クレジットカードで済んでいます。そのためお財布を1軍と2軍に分け、スマートフォンには背面手帳型のケースを使い、メインのクレジットカードと運転免許証、非常時用の現金だけを入れ、残りを財布に入れています。ちょっと近所に出かけるだけというときはスマートフォンだけを持って出かけており、その他のときもお財布はカバンの中に入りっぱなしの状態です。

自分の支払い行動を考えて、財布やその代わりになるものを使い分けてみるのも良いのではないでしょうか。

キャッシュレス時代、スマホ時代だからこそできるお金の管理を見直す

家計簿やお金の管理というとノートを広げて電卓とレシートを並べているイメージが強く、手間がかかるものと思われているかもしれません。しかし現在はスマートフォンの家計簿アプリやクレジットカードの利用明細もウェブで確認できます。キャッシュレス時代であるからこそ、Pay決済やクレジットカード決済も支払いの記録が残っていますのでそれを上手に利用するのも一つの手です。

避けなくてはならないのは、何も管理しない「だだ洩れの状態」。思わぬところでお金を使っているという人も少なくありません。

管理の仕方は、昔ながらの家計簿でも家計簿アプリやキャッシュレスの支払い記録で管理する、そのほかでも自分にあった方法で、毎月何にいくら使っているか程度は把握するようにしましょう。

契約一覧表を作る

オンラインでの申し込みが一般化してからというもの、サブスクリプションをはじめ生活の中で、契約している数が増えています。自分に何かがあったとき、例え家族であってもそれを他の人が解約するのはかなり手間がかかる作業です。何を契約しているのかも分からなければ、解約できずに毎月お金が取られるという事態にもなりかねません。

年に一度は契約関係の一覧を作り、いざというときに任せられる人に一覧表の存在を知らせるのも大切です。

増えすぎた支払い方法を見直す

以前は現金かクレジットカードくらいだった支払い方法ですが、交通系ICカードや、Pay決済(コード決済)が登場し今や数え切れないほどの支払い方法が存在しています。

キャッシュレスは何で支払うのが得?クレジットカード、電子マネー、Pay決済の管理術でも紹介しましましたが、数パーセントのキャンペーンを追ってあちこちのPay決済(コード決済)を利用するなど支払う手段が増えてしまうと、自分がいくら使っているのか把握しづらくなってしまいます。

前述のような方法で毎日支払い記録をつけているのであれば別ですが、いくつもの支払い手段を使っている人は多くの場合、支出の管理ができなくなっています。支払い方法を絞ることが家計管理を効率化する最短の方法でしょう。

新しい年を迎える機会に財布、家計簿、支払い方法を見直して、スッキリしてみてはいかがでしょうか。

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