長崎のクラスター 店側申し出、店名公表 濃厚接触者3人が感染

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 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した接待を伴う長崎市内の飲食店の店名について、市は11日、系列店関係にある本石灰町の「フォーエックス」と「ムーブ」だと発表した。市は「11月27日から今月5日の間に店を利用した人で、体調が悪い人や、心配がある人は市保健所に連絡してほしい」と呼び掛けている。
 クラスター発生を公表した今月10日の会見で、市は感染症法に基づく公表基準を踏まえ、「店が客の連絡先をおおむね把握できており、追跡もできる」として店名は明らかにしていなかった。だが、店側から11日、感染拡大防止のため追跡のスピードを早めたいとの申し出があり、店名を公表することにしたという。
 両店は同じビル内で隣接。これまでの市の検査で、両店の従業員ら計16人のうち7人の陽性が確認されており、ほかは全員陰性だった。感染した従業員らは両店を仕事で行き来していた。
 市が11日に公表した新たな感染者のうち3人は、クラスターが発生した店の陽性者1人の濃厚接触者。▽年代、職業非公表の男女2人▽職業非公表の20代女性-で、いずれも無症状か軽症という。
 両店は店休日明けの7日から休業している。11日現在、両店の客の中から感染は確認されていない。市は客の把握を進め、検査につなげる方針。両店の感染者の接触者も含めて今後、検査対象となる人数は100人を超える可能性があるという。
 県内でのクラスター発生は、長崎みなとメディカルセンター、県立長崎北陽台高などに続き、5例目。