長崎市の武田副市長がコロナ感染 田上市長と高宮副市長も検査

 長崎県と長崎市は11日、同市と諫早市で計8人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。長崎市で感染が判明した7人のうち、1人は武田敏明副市長。市は田上富久市長と高宮茂隆副市長についても検査を進めており、12日に記者会見して現状や今後の対応を説明する。県内の感染確認は計298人となった。
 武田副市長以外の長崎市の6人のうち3人は、クラスター(感染者集団)が発生した接待を伴う市内飲食店の陽性者1人の濃厚接触者。店での感染ではないという。他の3人はクラスターが発生した店とは関係のない感染者2人の接触者で、無職の70代男性など。6人はいずれも無症状か軽症という。
 諫早市の感染者は、年代、職業非公表の男性。既に公表されている県内の感染者と11月28日に飲食を共にした。12月3日に発熱などがあり、10日の検査で陽性が確認された。長崎市のクラスターとの関係について、県は「非公表」としている。


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