元町と中華街つなぐ「光の橋」 横浜、イルミ演出で魅了

中華街と同じ提灯が飾り付けられた市場通り橋=横浜市中区の中村川

 横浜を代表する商店街、元町と横浜中華街をつなぐ橋が鮮やかなイルミネーションで飾られている。今年から3本の橋に規模を拡大し、師走の街を行き交う買い物客らの目を楽しませている。

 首都高速道路の高架下を流れる中村川(堀川)を明るく照らそうと、協同組合元町SS会(横浜市中区)が「トゥインクルクリスマス」と題し、恒例の前田橋に加えて今年は代官橋にも電球色の発光ダイオード(LED)を装飾した。

 今年は初めて、横浜中華街発展会協同組合(同区)とも連携。中国の旧正月「春節」に向けた中華街のイルミネーション「春節燈(とう)花」と連動し、1日から市場通り橋で赤色を基調とした提灯(ちょうちん)などを飾り付けた。

 隣り合う二つの街を「光のブリッジ」でつなげ、「夜間の回遊性を増やし、周辺ホテルの宿泊者や集客の増加につなげたい」(横浜中華街発展会)との願いを込めた。元町SS会の近澤柳副理事長は「両方の街を行き来してもらうことで、横浜の良さを感じてほしい」と呼び掛けている。

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