<新型コロナ>さいたまの病院で2回目のクラスター 市保健所、収束後に対策の徹底を確認も「なぜ」

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さいたま市役所=埼玉県さいたま市浦和区常盤

 埼玉県のさいたま市は12日、「彩の国東大宮メディカルセンター」(北区土呂町)で、入院患者ら計11人が新型コロナウイルスに感染し、クラスター(感染者集団)が発生したと発表した。同病院のクラスターは2回目。4~5月にかけて入院患者16人、職員15人の計31人が感染し、少なくとも入院患者3人が死亡している。

 市保健所によると、感染が判明したのは60代~90歳以上の入院患者男女7人と30~40代の看護師ら女性職員4人。患者の60代男性が重症、80代男性と60代男性が中等症。最初の発症者は3日に入院した60代女性で、5日に発症して7日に陰性、10日に2度目の検査で陽性が確認された。陽性の患者はいずれも内科・泌尿器科病棟に入院しており、同病棟の患者59人の検査を終えて、残り52人は陰性だった。

 1回目のクラスターでは、医療従事者を介して感染が広がったとみられている。同病院はその後、病棟の一部をコロナ専門にして対応。市保健所は収束後、立ち入り検査を実施して、感染防止対策の徹底を確認したとしている。市保健所の西田道弘所長は「同じ医療機関でクラスターが2回発生したことは大変残念。なぜ起きたのか調査を進める」と述べた。