「民有地での野営自体が問題」 東村高江の米軍野営で東村長、防衛局に抗議へ

 【東】東村高江の私有地で8日に米空軍兵3人が無断で野営していた問題で、米軍は12日までに沖縄防衛局の照会に対し、隊員らが演習の一部で北部訓練場に滞在し、野営したことなどを説明した。

 沖縄防衛局は原因究明や再発防止策、隊員への周知教育などを米軍に申し入れた。東村の當山全伸村長は同日までに、沖縄防衛局を訪れて抗議する方針を決めた。

 當山村長は本紙取材に「民有地で野営したこと自体が問題だ。二度と起こらないよう求めていきたい」と語った。

 米兵らが野営していた私有地ではたばこの吸い殻やチューハイの空き缶などが散乱している様子も確認された。米兵らは空き缶や吸い殻を回収してから立ち去ったという。伊佐真次村議は「訓練だとすればたるんでいるのではないか」と指摘した。

© 株式会社琉球新報社