丸山、五輪代表ならず 柔道男子66キロ級 激闘の末、阿部に敗れる 

丸山城志郎(資料写真、2019年)

 柔道男子66キロ級の東京五輪代表決定戦が13日、東京都文京区の講道館で行われ、相原中出身の丸山城志郎(27)=ミキハウス=は24分間に及ぶ激闘の末、阿部一二三(パーク24)に大内刈りで技ありを奪われて敗れ、五輪代表の座を逃した。

 同階級は男女14階級で唯一代表が決まっておらず、4月の全日本選抜体重別選手権が当初の最終選考会だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期。再設定された12月のグランドスラム東京大会も中止となっていた。

 1試合限定の「ワンマッチ」方式で五輪代表を決めたのは日本柔道界史上初めて。丸山は「勝負の世界は結果が全て。結果で恩返ししようと思っていたので、申し訳ありませんという気持ち。僕の柔道人生は終わっていない。これからも諦めずに前を向いて、もっと精神的にも肉体的にも強くなれるよう精進していく」と話した。

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