「100年」と「150年」に見守られ 横浜の小学校にソメイヨシノ植樹  伊勢山皇大神宮が寄贈

植樹式で若木に土をかける児童たち=横浜市立本町小学校

 横浜市立本町小学校(横浜市中区)でこのほど、ソメイヨシノの植樹式が行われた。創建150周年を記念して伊勢山皇大神宮(同市西区)から贈られた若木で、同校6年生をはじめ、神職や地元町内会長ら計約100人が参加。桜と子どもたちの健やかな成長を願った。

 同校には、すでに「百年桜」と呼ばれるソメイヨシノがある。同神宮参道に植えられていた木から苗木を育て、20年ほど前に移植されたという。今回の若木は、この木と対になるよう正門付近に植えられ、「150年桜」と名付けられた。

 児童代表としてあいさつをした塩澤湊斗君は「学校の宝物が増えたのがうれしい。この喜びを下級生たちにも伝えたい」と話した。阿久津裕司宮司は「卒業後も桜を見るたびに、母校を思い出してほしい」と期待を込めた。

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