
特殊詐欺被害を防いだとして浦上署は、長崎市住吉町のファミリーマート長崎住吉店のマネジャー、森明美さん(44)に署長感謝状を贈った。
同署と森さんによると10月27日夕、メモと電話の子機を持った70代女性が来店。森さんは聞いたことがないカード名を尋ねられ、女性のメモに電話番号と「5万円分」の走り書きを見つけた。別の接客を済ませて女性にあらためて購入理由を聞くと「パソコンのウイルス解除に必要」「片言の日本語を話す人に指示された」などと答えたため、「詐欺かもしれない」と助言。警察に通報し、被害を防いだ。
女性の自宅のパソコンにはウイルス感染の表示があり、解除するために「050」から始まる番号に電話をかけるよう記されていた。女性は別のコンビニで、カードが分からなかったため同店に来ていた。森さんは「話し掛けなければ、また別のコンビニに行っていたかも。止められて良かった」と話した。