メッツ ポーターGMとの4年契約を正式発表

メッツは日本時間12月14日、ダイヤモンドバックスでGM補佐を務めていたジャレッド・ポーターが4年契約でGMに就任することを正式に発表した。ポーターはレッドソックスとカブスの2球団でセオ・エプスタインの下で働き、合計4度のワールドシリーズ制覇を経験。メッツのスティーブ・コーエン・オーナーは「今後数年のうちにワールドシリーズ制覇を目指す」と宣言しており、ポーターはメッツの球団史上14人目のGMとして自身5度目の世界一を目指すことになった。

ポーターにGMを任せることを決めたサンディ・アルダーソン球団社長は「ジャレッドはこれまでに経験してきた全てのレベル、全てのポジションで自身の実力を証明し、球界の仲間からの尊敬を集めてきた」とコメント。「野球の全ての側面について深い知識を持っているし、実績豊富なエグゼクティブの下で働いてきた経験もある。ジャレッドは次のチャレンジへの準備ができているよ」とポーターの手腕に期待を寄せた。

ポーターは2004年にインターンとしてレッドソックスに加わり、エプスタインの下で働き始めた。その後、フロントオフィスのなかで順調にステップアップし、プロスカウト部門のディレクターまで昇格。カブスでも2015年からの2年間にわたって同じ役割を担い、2017年からの4年間はダイヤモンドバックスのマイク・ヘイゼンGMの下でGM補佐を務めてきた。

レッドソックス時代の2004年、2007年、2013年、カブス時代の2016年と合計4度のワールドシリーズ制覇を経験しているポーターは「この素晴らしい機会を与えてくれたスティーブ・コーエンとサンディ・アルダーソンに感謝したい。彼らが私を信頼してくれたことに本当に感謝している」とコメント。今オフのメッツはコーエンの資金力を生かして大型補強に乗り出すことが確実視されており、ポーターは早速その手腕を試されることになる。どんな補強を展開するか注目だ。

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