※2020年8月撮影
トップ画像は、JR西日本美祢線湯ノ峠駅。
美祢線の木造駅舎を回ろうと思います。しかし美祢線、運行本数が少ないのです。この時は厚狭駅前に泊まっていました。山陽新幹線の駅がありますが、とにかく朝食のとれる食堂が無いのです。
※2020年8月撮影
宿で朝食後、厚狭発7:34の列車で最初の木造駅舎湯ノ峠駅に7:39到着。次の目的地厚保駅には8:39の列車。厚保駅からも次の列車で四郎ケ原駅に10:35、しかし四郎ケ原駅から重安駅に行く列車は13:51まで3時間以上ありません。さらに重安駅から於福駅への列車は15:15です。於福から17:23の仙崎行で渋木駅、最後の長門湯本駅には19:02の到着です。これじゃ暗くて写真は撮れません。おまけに長門湯本駅から厚狭駅に戻る列車は21時過ぎまで無く、厚狭駅に戻って来るのは22:06。全て次ぎに来る列車に乗り継いでもこれです。
朝食を抜いて始発で出かければ長門湯本駅も撮影はできそうでしたが、木造駅舎の駅はほとんど無人駅で駅の周囲にコンビニすら無いのです。朝食、昼食、夕食もとれません。いくら何でもこれは無理なので、一計を案じて駅レンタカーを借りることにしました。
湯ノ峠駅は山間部にあります。というか厚狭駅から国道316号線に向かい、厚狭川に沿って北上。厚狭川を西側に渡って少し戻った場所でした。近隣に店舗などはありません。
※2020年8月撮影
無人駅ですが窓口は残っていました。建物財産標などは見当たりませんでした。金属の古風な改札口が良いですね。
※2020年8月撮影
かつて荷物を受け渡しした窓口らしきものもありました。それよりも駅舎内や通路に、蛾や虫の死骸がやたらにたくさん転がっていて閉口しました。ゴミの様に見えますが虫の死骸です。
※2020年8月撮影
相対式ホーム2面2線で列車交換可能な駅です。下りホームから長門市駅方面を見ています。
※2020年8月撮影
ホームは駅舎のある地面から少し高い位置に作られています。
※2020年8月撮影
上りホームの駅名標。
※2020年8月撮影
湯ノ峠駅は1921年(大正10年)開業。1975年(昭和50年)跨線橋設置。いつ無人駅になったのかは未詳です。
厚狭駅側の跨線橋(1975年製と横に書いてありました)で上りホームに行きます。あまり手入れされていないようで錆びていて築45年がちょっと怖い。
※2020年8月撮影
跨線橋から木造駅舎。手前の妻壁の出入口庇と手前側の屋根瓦が新しいものの様です。
※2020年8月撮影
跨線橋から長門市駅方面。右は厚狭川です。国道316号線から見えている橋を渡って駅に来ました。
※2020年8月撮影
こちらは厚狭駅側。赤い矢印で示した建物が岡田旅館。湯ノ峠温泉が湧いていましたが、残念なことに旅館は閉館した様です。
※2020年8月撮影
もう一度木造駅舎。駅前に住宅が数軒ありましたが、人の気配は希薄でした。
※2020年8月撮影
上りホームから駅舎正面。
※2020年8月撮影
上りホームの長門市駅側から跨線橋と駅舎。
※2020年8月撮影
あら、8時39分の長門市行下り列車が来ました。美祢線では1日に数本の2両編成です。
※2020年8月撮影
上りホームから厚狭川。川音だけがサラサラと聞こえるばかりで実に長閑。
※2020年8月撮影
下りホームから駅舎に降りて次の駅に向かいます。
※2020年8月撮影
天気がイマイチなのが残念です。
(写真・文章/住田至朗)