須木加工品サイト開設 すきむらづくり協

地元加工品販売サイト「すきブランド」出品者と運営関係者ら

 小林市須木の地域団体・すきむらづくり協議会(冨永圭一会長)が、コロナ禍の影響を受ける地元加工品の販売サイト「すきブランド」を開設した。須木栗など特産品を使った商品を紹介。売り上げの一部は同協議会の活動費として、地域づくりに活用する。
 地元加工業者でつくるすきブランド協議会(山田英一会長)によると、会員の多くが催事や土産物店で販売してきたが、コロナ禍で出品機会が激減。売り上げが例年の半分ほどに落ち込んだ事業所もあるが、高齢であることなどからネット販売に踏み切れない経営者も多かった。
 一方、地域でイベントなどを行うすきむらづくり協議会は、自主財源の確保が課題。加工業者支援と活動資金の確保を両立する手段として、販売サイトを運営することになった。
 サイトには現在、7事業所が須木栗のようかんやユズのポン酢などを出品。お歳暮にぴったりな人気商品の詰め合わせもあり、価格は1300~1万800円。年度内発送分は送料無料になるほか、須木産米2合と地元風景の卓上カレンダーも付く。
 サイト運営や商品の発送などを担当するすきむらづくり協議会職員の永迫香代さん(33)は「コロナ禍でも地元の方々が頑張っている。心を込めた手作り商品の数々を全国の人に知ってもらいたい」と話した。

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