横浜で新たに59人感染 私立高でクラスター、130人検査へ

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は14日、10歳未満~90代の男女59人の感染が新たに確認されたと発表した。中等症1人、症状調査中2人で、56人は軽症または無症状。24人の感染経路が不明という。

 市によると、市内の私立高校の男子生徒が陽性と判明。これまで50代の男性教員と生徒3人の感染が確認されており、市は新たなクラスター(感染者集団)と認定した。市は15日、関係のある教員、生徒計約130人の検査を行う予定。

 その他のクラスター関連では、市立中学校の男子生徒2人と30代男性教員が新たに感染。同校の陽性者数は計13人となった。 

 市内の障害者入所施設では、職員と利用者各1人が感染し、陽性者数は計45人に。有料老人ホームでも新たに入所者4人の感染が分かり、計16人となった。これまで10人の感染が確認されている介護老人保健施設では、入所者4人の陽性が新たに判明した。

 ◇

 市は8月6日公表の60代男性と11月26日公表の20代男性について、重複計上していたとして、両日の感染者数をそれぞれ1人減らすと発表した。「感染者の統計データを確認する中で発覚した」などとしている。

© 株式会社神奈川新聞社