『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』大人が全力でふざけ倒すことの素晴らしさ

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 映画『スピード』で大ブレイクして以来、ハリウッドのトップスターであり続けるキアヌ・リーブスと俳優のアレックス・ウィンターが1989年、時空を超えた旅をする超おバカな高校生ビルとテッド役を演じた『ビルとテッドの大冒険』。シリーズの第3作目がまさかの29年目に、キャストもスタッフもそのままに戻ってきました!

 シリーズ1作目のときは25歳だったキアヌは今や56歳。もはや還暦を目前としているとは到底思えない相変わらずのかっこよさですが、正直どこまで当時と同じくらいのバカがやれるんだろうということがちょっとだけ心配でした。

 でも、映画を観たら年齢のことなんて吹き飛んでしまうほどのおばかぶりに大爆笑! 前作では世界を救うと言われていた伝説のロックバンド「ワイルド・スタリオンズ」はすっかり落ちぶれてしまいましたが、仲良しっぷりは相変わらず。パパになっても超絶おバカな2人のもとに未来の使者が伝えにきたことは、残された時間が77分25秒しかないという衝撃の事実。ビルとテッドは未来の自分たちに会いに行き、出来上がった作品を聞かせてもらうというとんでもなくおバカな作戦に乗り出します。あゝ安定のビルとテッド! アラ還の2人が、ごきげんに叫ぶ「超最高!」という意味の「エクセレーント!」という言葉も当時のママだし、おふざけ具合も相変わらず。歳をとったら大人しくなっちゃうんじゃないかという心配を見事に裏切って、最高に楽しい2人を見せてくれました。大人が全力でふざけまくることも時には大切で素晴らしいなということを教えてくれます!★★★★☆(森田真帆)

12月18日から全国公開

監督:ディーン・パリソット

出演:キアヌ・リーブス、アレックス・ウィンター

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