【横浜DeNA】大貫、フォーム修正で大化け 2770万円増

契約更改交渉を終え、取材に応じる横浜DeNAの大貫

 横浜DeNAの大貫晋一投手(26)ら4選手が15日、横浜スタジアムで契約更改交渉に臨んだ。

 チーム最多の10勝を挙げた2年目の大貫晋一投手(26)は2770万円増の5300万円で更改。故障が相次いだ先発陣の柱として台頭した。

◆イニング数チームトップ 「ローテ守る」

 チーム最多の10勝を挙げた大貫は倍増以上となる5300万円でサイン。「出だしこそ遅れたが、先発ローテーションで最後まで回れた。充実したシーズンになった」と振り返った。

 開幕後は2連敗を喫するも、体の力を抜いたフォームに修正すると大化けした。夏場以降、先発陣に故障者が相次ぐ中で、防御率2.53の安定感は群を抜いた。

 113回2/3のイニング数もチームトップ。エース今永が手術明けで、来季序盤も先発陣の顔触れがそろうかは不透明だ。平良らと開幕投手を争うことになる背番号16は「けがなくローテを守るのが大きな目標。オフは体づくりを頑張りたい」と意気込む。

 打たせてアウトを積み重ねる投球が身上の右腕は、13本塁打を浴びたことを真摯(しんし)に受け止める。「データを見直して、もっと内野ゴロや三振を取れるピッチングを追い求めていきたい」と高みを目指す。

(金額は推定)

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