長崎県佐世保市干尽町の前畑造船(北村與志郎社長)で15日、ケミカルタンカー(約470トン)の命名・進水式があった。「とばせ」と命名され、関係者が航行の安全を祈願した。
全長58メートル、幅9.8メートル。天翔汽船(熊本県宇城市)に来年3月末に引き渡す予定。同社によると、兵庫で水酸化ナトリウムなどの液体化学薬品を積載し、福岡や熊本、鹿児島などに運ぶという。
式では船名の発表後、神事で安全を祈願。くす玉が割れて船が海に進みだすと、出席者は拍手をして見届けた。
北村社長は「本年度引き渡す船はこれで最後。新型コロナウイルスの影響で作業が遅れることもなく、予定通りに建造できた」と話した。来年度は液化石油ガス(LPG)タンカーと漁業調査船の2隻を建造する予定。
ケミカルタンカー進水 命名「とばせ」 佐世保・前畑造船
- Published
- 2020/12/16 11:12 (JST)
- Updated
- 2021/08/29 15:46 (JST)
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