高齢者宅で家具転倒防止作業 都城のボーイスカウト

 都城市の日本ボーイスカウト宮崎連盟都城第1団(野口京一団委員長、32人)は13日、市内の高齢者宅で、地震発生時に家具の転倒を防ぐボランティア作業を行った=写真。小学6年から高校3年生までの団員20人が10軒を訪問し、家具を固定していった。
 同団の発足10周年記念事業「お年よりもそなえよつねにプロジェクト」として実施。9月に固定作業の勉強会を行い、市社会福祉協議会を通じて訪問する高齢者宅を募集した。同日は4班に分かれ、1グループが数軒ずつ訪問。団員たちは家具の下に転倒防止板を設置したほか、ドライバーを手に脚立に上り、L字金具を使ってタンスや食器棚を壁に固定していった。
 訪問を受けた橘久美子さん(71)は「固定しなくてはと気になっていた。これで安心です」と感謝していた

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