DeNA佐野、ベストナインに初選出 「技術上げて来季に挑みたい」

ベストナインに初選出された横浜DeNAの佐野=10月、横浜

 プロ野球のセ、パ両リーグのベストナインが16日に発表され、セの外野手部門では首位打者に輝いた横浜DeNAの佐野恵太選手(26)が初選出された。プロ4年目の今季、主将で4番打者を務めて打率3割2分8厘、20本塁打、69打点の好成績を残した。

 セ・リーグの外野手では最多の260票を集め、文句なしの初受賞。佐野は「大変光栄。監督、コーチ、チームメートやスタッフ、ファンのおかげ」と球団を通じてコメントした。

 チームでは6年連続となったが、今季は唯一の選出。打率3割2分8厘で首位打者に輝いても、「野球の技術をもっと向上させて来季に挑みたい」と現状に満足はしない。

 本塁打よりも意識する打撃成績は「チームの勝利に一番貢献できる」という打点だ。今季は69。巨人の4番岡本が97打点でタイトルをつかんでリーグ2連覇に貢献しただけに、その影響力をかみしめる。

 主将1年目のシーズンは2年ぶりの4位に終わり、悔いも残した。「来季こそはリーグ優勝、そして日本一を達成できるよう頑張ります」。若き主砲にさらなる成長を促す勲章が加わった。

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