箱入り娘・門脇麦&地方出身者・水原希子 階層の違いを感じさせる場面写真公開 映画「あのこは貴族」

異なる階層に生きる2人の女性を描いた映画「あのこは貴族」から、場面写真が公開された。箱入り娘の華子(門脇麦)と地方出身者の美紀(水原希子)の生きる世界の違いが感じられる写真となっている。

公開された良家の子女である華子の写真は、豪華7段の雛人形を飾る姿や、刺繍を楽しむ優雅な姿、美しい着物に身を包む姿が切り取られている。監督は脚本の段階から「華子ができるのは門脇麦しかいない」とイメージを固めていたそうで、門脇自身も「岨手監督の前作を観てからずっとご一緒したかったので期待に応えたい」と、強い意気込みを持って挑んだ役柄だという。

対する地方出身者の美紀の写真は、ジャージ姿でベッドに横たわるラフな姿や真新しいリクルートスーツに身を包んで大学の入学式に向かう姿、それらとは対照的に真っ赤なスカーフとスーツで力強い印象を与える姿が切り取られている。美紀は「美紀のキャラクターはほとんど私自身。年齢的にも今の自分にぴったりだと思う」と、自分自身と重ねるほど共感できたキャラクターであることを明かしている。

「あのこは貴族」は、異なる階層に生きる2人の女性が人生を切り開く姿を描いた、山内マリコさんの原作を映画化した作品。榛原華子を門脇麦さん、時岡美紀を水原希子さんが演じている。また、良家の生まれの弁護士・青木幸一郎を高良健吾さんが演じているほか、石橋静河、山下リオらが出演している。監督は、初のオリジナル長編作品「グッド・ストライプス」で、新藤兼人賞金賞を受賞した岨手由貴子さんが務めている。

あのこは貴族
2021年2月26日(金)全国公開
配給:東京テアトル/バンダイナムコアーツ
©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会

© 合同会社シングルライン