【糸満】新年を前に、糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂で16日、沖縄平和祈念像のほこりを払う「浄(きよ)め」が実施された。例年はバスガイドらが参加し、約20人で作業をするが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、今年は沖縄協会の職員ら7人で行った。平和を祈る黙とうをささげ、像のほこりを隅々まで拭き取った。
平和祈念像は故・山田真山氏が原型を制作した高さ約12メートル、横幅約8メートルの像で、「浄め」は6月23日の慰霊の日前と年末の年2回実施する。例年、31日夜から平和祈念堂で開催される「摩文仁・火と鐘のまつり」も新型コロナの影響で中止となった。