17日（木）朝も全国的に冷え込みが強まり、全国7割以上の地点で0℃を下回った。東京都心でも明け方に気温が－0.1℃まで下がり、この冬初めて最低気温が0℃未満の「冬日」となった。午後も全国的に気温が低く、風の冷たい状態が続く見込み。また、日本海側を中心に雪の降る所が多く、さらに雪の量が増えるおそれがあるため、路面凍結によるスリップや、雪の深みや斜面による車の立ち往生などに注意が必要だ。
18日（金）山地で雪続く
18日（金）も日本海側は山地を中心に雪が降りやすく、大雪となる所がある見込み。積雪が多くなっている地域では、湿った雪による電線や樹木への着雪、屋根からの落雪に注意が必要だ。また、積もった雪が重みを増して、除雪の負担が大きくなる点にも注意が必要となる。 北陸の平野部は多少気温が上がり、雪ではなく雨の降る所があるが、午後は特に大気の状態が不安定で雷雲が発達しやすいため、落雷や突風、ひょうの降るおそれがあるので注意が必要だ。なお、夜以降は北日本を中心に、再び冬型の気圧配置が強まる見込み。
週末 日本海側で雪
19日（土）は北日本を中心に強い寒気が流れ込むため、北日本の日本海側や北陸で雪や雨となり、山地で雪の量が多くなるおそれがある。20日（日）も、日本海側は北日本や北陸を中心に雪の降る所が多く、風の強い状態が続く見通し。一方、太平洋側は週末も晴れる所が多く、空気の乾いた状態が続きそうだ。 （気象予報士・高橋和也）
