横浜10大ニュース 2020年トップは「新しい生活様式」 ガンダムもランクイン

写真左から横浜新市庁舎、山下ふ頭の動くガンダム、リニューアルした横浜スタジアム

 横浜市は16日、今年の「横浜10大ニュース」を発表した。1位には新型コロナウイルス感染症拡大を防ぐ「新しい生活様式」が広まったことが選ばれ、新市庁舎の完成、市議を2期務めた菅義偉氏の第99代首相就任-などが続いた。

 10大ニュースは市民の投票により決定。1人最大10項目まで選べることとし、40回目の今年は過去最多の7546人が投票した。

 「3密」の回避や在宅勤務など「新しい生活様式」の拡大は3884票を集めた。年代別では20~50代のいずれも1位となったが、60代と70代以上では新市庁舎完成がトップだった。

 4位以下には、▽実物大の動くガンダムが山下ふ頭で公開▽東京オリンピック・パラリンピックの開催延期▽横浜北西線の開通▽横浜駅西口に新たなシンボル誕生▽新型コロナ対策に総力を挙げて取り組む▽横浜スタジアム増改築工事が完成▽粗大ごみの申し込み受け付けが便利に-がランクインした。

 同日の定例会見で、林文子市長は、自身の一番のニュースにも「新しい生活様式の拡大」を選んだ。また、今年を象徴する漢字に「闘」を挙げ、「(新型コロナウイルスという)姿が見えない敵に対し、市民、職員と一緒に闘い抜いた。市を預かる人間として自分自身の心とも闘い、厳しい気持ちで日々暮らした」と振り返った。

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