V6・坂本昌行、錦織圭のドキュメンタリーで4年連続ナレーション

V6の坂本昌行が、WOWOWライブで12月29日放送の「錦織圭・大坂なおみ 2020 ~復活への想い、戴冠への軌跡、そして東京へ~」(午後10:00)でナレーションを務める。

坂本は、錦織圭選手のWOWOWテニスドキュメンタリーで2017年からナレーションを務め、今回が4年連続4回目。番組では、今年の全米オープンテニスで自身3度目のグランドスラム優勝を果たした大坂なおみ選手、肘のけがから約1年ぶりとなるツアー復帰を果たした錦織選手の戦いを中心に、今年の日本人テニス選手たちの活躍を振り返る。

坂本はコロナ禍の1年を振り返り「新型コロナウイルスの影響でツアーが中止になってしまったことに関しては、しょうがないことだとは思いましたが、錦織選手自身の新型コロナ感染に関しては衝撃的でしたね。非常に気を付けている中での感染だったと思うので、僕ら以上にショックと悔しさがあっただろうなと思います。けがを乗り越えながら、練習を積んで、さあこれからだという時だったとも思いますし。さすがの冷静沈着な錦織選手でさえ、相当つらい1年になったのではないか、という印象でした」と思いやる。

また、坂本自身は「新型コロナウイルスとの戦いは、出口の見えないトンネルの暗闇のなか、見えないものとの戦いのようですが、エンターテインメントはお客さまに楽しんでいただくもので、僕も下を向いてばかりではいけないという思いでいました。時間の経過とともに、いろんなものが再開して、スポーツも再開して。僕らのエンターテインメントというのは一番最後なんだろうなと覚悟していて、不安はありましたけど、エンターテインメントの持つ力を信じていたので不思議と自信はありました。『どれだけ遅かろうが、絶対この素晴らしさを分かってもらえる』と思って時間を過ごしていました」と気持ちを奮い立たせている。

そんな中、大阪選手の活躍については「たくさんのスポーツ選手が新型コロナウイルスの影響で大変な状況に置かれている中、結果を出すということ自体、想像がつかないことですよね。以前は試合を見ていると、気持ちの起伏が激しい印象でした。しかし、全米の時には、冷静さや力強さを感じました。失敗をした自分に腹を立てるのではなく、冷静に受けとめて、次のボールを跳ね返す、という雰囲気。今までは大きな壁を乗り越えてトロフィーを獲得していた大坂選手が、全米の時は、大坂選手自身がほかの選手に対して大きな壁になった瞬間だったのかなと思いました。決勝で1セット目を取られてからの勝利は25年ぶり。コロナ禍でそんな劇的な勝利を勝ち取ったというのは、大坂選手自身の人生での大きいことですし、歴史にも記憶にも残りますよね。これからまたより強い大きな壁となった大坂選手を見たいです」と期待を寄せる。

そして、「世界で活躍されている方を応援できる番組のナレーションを4年も担当できることは、なかなかないことですので、正直驚いています。世界のトップで戦う錦織選手、大坂選手がどのようにテニスに向き合っているかが分かる番組です。さらに今年はコロナ禍において彼らがどのように戦ったか、例年とは一味違う内容となっていると思いますので、楽しみにしていただきたいです」と喜びとともに、番組の見どころをアピールしている。

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