減胎手術ミスで賠償命令、大阪

不妊治療、原告が逆転勝訴

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 不妊治療で五つ子を妊娠したのに一人も出産できなかったのは、子宮内で胎児の数を減らす「減胎手術」のミスが原因として、大阪府内の夫婦が、府内で産婦人科医院を運営する医療法人側に約2340万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(西川知一郎裁判長)は17日、請求棄却の一審大阪地裁判決を変更し慰謝料など55万円の支払いを命じた。

 一審判決は医師の過失を否定。西川裁判長は判決理由で、医学雑誌などに照らし「減胎手術は細い針で1児につき多くても4、5回刺すことが通常」と指摘。2度目の手術で医師が太い針で約30回刺したとし「必要な注意義務に違反」と判断した。