【新型コロナ】横浜、過去2番目に多い149人感染 生徒陽性の市立中で170人検査

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は17日、10歳未満~90代の男女149人の感染が新たに確認されたと発表した。市内の1日当たりの感染者数としては、11日(158人)に次ぐ規模。中等症2人、症状調査中9人で、138人は軽症または無症状。92人の感染経路が不明という。

 市によると、市内の物流業の事業所従業員2人が感染。これまでに他自治体発表分も含め12人の陽性が確認されており、市は新たなクラスター(感染者集団)と認定した。

 クラスター関連では、県立高校の生徒3人、済生会横浜市東部病院(同市鶴見区)の職員1人、有料老人ホームの入所者1人が新たに感染。陽性者数はそれぞれ計12人、20人、19人となった。

 子どもたちにも感染が広がっている。市立中学校では生徒ら2人の感染が判明し、市は17日、接触のあった約170人の検査を実施した。市内の認可保育園や幼稚園2園でも、園児の感染が確認された。

 感染経路が判明している57人のうち21人は、家庭内感染が疑われている。

© 株式会社神奈川新聞社