【新型コロナ】川崎、新たに76人感染 市立小2校、17日から臨時休校

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は17日、10歳未満~90代の男女76人の感染が新たに確認された、と発表した。中等症2人、軽症60人、無症状14人で、33人の感染経路が不明。市発表の感染者は累計3497人となった。

 年代別では、40代が17人と最多で、30代15人、20代13人、50代9人、80代5人、10歳未満と10代が各4人、60.70.90代が各3人。居住区別では、中原区21人、高津区16人、川崎区14人、宮前区8人、幸区7人、多摩区5人、東京都内3人、麻生区2人だった。

 市によると、感染経路が判明しているのは、家庭内感染16人、陽性者との接触者が27人。

 クラスターが発生した施設での感染が相次ぎ、川崎区の高齢者介護施設では新たに90代女性入居者の感染が判明、感染者は計20人になった。高津区の高齢者デイサービス施設でも新たに70~80代の男女の利用者5人の陽性が確認されたほか、職員5人も感染して計15人に。同区の老人ホームでは90代女性入所者2人が感染し計11人となった。

 また、市立久末小学校(高津区)に通う10歳未満と10代の姉妹の感染が16日に判明したほか、市立南生田小学校(多摩区)に勤務する20代女性教諭の陽性も同日確認された。両校は17日から濃厚接触者が特定されるまで臨時休校とした。さらに、川崎区の小規模認可保育所「スクルドエンジェル保育園川崎園」に務める20代女性保育士の感染が16日に判明し、同保育園は17日から当面の間、臨時休園とした。

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