「科捜研の女」遂に映画化決定! 2021年、シリーズ史上“最難関の事件”に挑む

1999年の放送開始から安定的な人気を誇るテレビ朝日系の大人気ドラマシリーズ「科捜研の女」。シリーズ21年目にして初めて、本作の映画化が決定した。

本作は、京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)を中心とした、一癖も二癖もある研究員たちが、専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描き、科学捜査に焦点を当てた物語は放送開始当時には珍しく、刑事ドラマのジャンルの中でも確固たる地位を築いてきた。ドラマ放送開始20周年×テレビ朝日開局60周年の節目であった19年には、1年間のシリーズ放送という前人未踏のチャレンジも完遂。20年には放送21年目を迎え、現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新した。

映画化の知らせを受けた沢口は「まさか映画化される日が来るなんて、全く予想していませんでした。本当に夢のようです。本当に夢のようです。こんなにも愛される作品となったのは、応援していただいている皆さまのおかげだと、感謝しています」と喜びを明かし、「いつもの『科捜研の女』が映画ならではのスケールで描かれながら、いい形で化学反応を起こし、ダイナミックな作品となります。マリコはこれまで通り、相変わらず真相解明のために向こう見ずだけれども、愛すべきキャラクターのままですが、最後の決断に注目していただきたいです!」と見どころをアピール。そして「長年のファンの方にはもちろんのこと、一度もご覧になったことのない方にもぜひ、劇場に見に来ていただきたい20年間の集大成として取り組んだ自信作です!」と気合十分だ。

また、シーズン5の登場以降、長年マリコとバディを組む京都府警の刑事・土門薫を演じる内藤剛志は「僕ら自身も楽しみにしています。今までにないストーリーが展開されるので脚本を読んでワクワクしました」と大興奮。映画の全容はベールに包まれているが、「テレビシリーズ20年の中で起こりえなかったような、とんでもない目にマリコが遭います! そして皆さんが必ず驚く仕掛けがあります! そして、僕が演じる土門に関して言うなれば、映画の方が少し自由度が高いと思っているので、何割り増しかワイルドです(笑)」と気になる発言も飛び出した。

脚本は、ドラマシリーズのほか、「名探偵コナン」の映画でも手腕を発揮する櫻井武晴氏が担当。メガホンをとるのは、「科捜研の女」「相棒」「特捜9」「刑事7人」(すべて同系)で活躍する兼﨑涼介氏だ。

兼﨑氏は「京都撮影所演出部所属が決定した際、初めて見学した現場が『科捜研の女』でした。『見てるくらいなら手伝え!』と言われ、助監督としてのキャリアをスタートした私が、20年の時を経て、監督として『劇場版』を演出。想像をすらした事のない未来がやってきました」と感慨深い様子で、「さまざまな“科学”をモチーフとして“人間ドラマ”を構築していく『科捜研の女』の魅力を、映画化により、さらに掘り下げていける! しかも“マリコたち”と一緒に。それは映像的なことでもあり、物語的なことでもあり。これまで以上に“大胆でドラマチック”な『科捜研の女』を作り上げていく未来! 想像すると楽しみでしかありません」と作品への愛情をにじませている。

関拓也ゼネラルプロデューサーは「榊マリコの前に、現代最新科学では絶対に解けないトリックをあやつる、シリーズ史上“最強の敵”が立ちはだかります。全20シーズン、全254話に及ぶエピソードが伏線となった衝撃の展開もファン必見です」とアピールしている。

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