ぺったん!かんころ餅作り 「甘くておいしい」 佐世保・花高幼稚園

元気いっぱいにきねを振り下ろす園児=佐世保市、花高幼稚園

 佐世保市花高3丁目の花高幼稚園(横尾純子園長、107人)の園児106人が15日、長崎の伝統食「かんころ餅」作りに挑戦。子ども用のきねを元気よく振って楽しんだ。
 食育の一環で、地元の特産品に親しんでもらおうと企画した。同市で50年以上かんころ餅を作っている菓子店「草加家」の社長、高木龍男さん(57)が講師を務めた。高木さんがせいろで蒸したかんころ(干し芋)ともち米を石臼に入れ、子どもたちは「がんばれ、がんばれ」「いち、に、いち、に」と掛け声を上げ、楽しそうにきねを石臼に振り下ろした。
 子どもたちは出来上がった餅を丸めてほお張った。年長組の永尾里央ちゃん(6)は「ぺったんぺったんするのが楽しかった。甘くておいしかったし、またやりたい」と笑顔で話した。

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