JR東日本(東京都)は18日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大みそかから元旦にかけて列車を夜通し走らせる「終夜運転」を取りやめると発表した。京浜急行電鉄(横浜市西区)も同日、取りやめを発表。これにより、神奈川県内を走る大手各社は終夜運転を実施しないことになった。
終夜運転を巡っては、黒岩祐治知事ら首都圏1都3県の知事が連名で、16日に鉄道各社へ取りやめを要請。国土交通省も17日に同様の要請をしていた。
県内を走る大手私鉄の東急電鉄(東京都)と小田急電鉄(同)、相模鉄道(横浜市西区)の3社は、要請より前に終夜運転の取りやめを明らかにしていた。
JR東は当初、京浜東北・根岸線や湘南新宿ライン、横須賀線など首都圏12路線で終夜運転を計画していた。
京急は、本線の泉岳寺駅―横浜駅間と、大師線の京急川崎駅―小島新田駅間で終夜運転を実施する予定だった。