【新型コロナ】18日の神奈川県内、5人が死亡 新たに295人の感染判明

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県内で18日、新たに10歳未満~100歳代の男女295人の感染が確認された。1日当たりの新規感染者数は17日の319人に次ぐ規模。うち130人の感染経路が不明という。

 横浜市で80代女性2人、川崎市で80代男性1人、藤沢市で70代男性1人、90代女性1人の計5人の死亡が報告され、県内の累計死者数は235人になった。

 亡くなった横浜市の女性2人のうち、1人はクラスター(感染者集団)が起きた済生会横浜市東部病院(鶴見区)の入院患者で、もう1人は自宅療養期間終了後に状態が悪化して市内の病院へ救急搬送されていた。2人とも死因は新型コロナによる肺炎という。川崎市の男性は11月25日に市内医療機関に入院し、12月17日に新型コロナウイルス感染症肺炎で死亡した。

 横浜市内では、4人の陽性が確認されていた認可保育園で園児2人の感染を新たに確認。同じく4人が陽性だった障害者通所施設でも利用者1人が感染し、市はともに新たなクラスターと認定した。私立高校では新たに生徒29人が感染。他自治体発表分も含め、陽性者数は計45人となった。

 川崎市内では、クラスターが発生している高津区の高齢者デイサービス施設で利用者の90代男性者が感染し、陽性者数が計18人となったほか、川崎区の老人介護施設では30代女性職員が感染して計21人となった。

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 在日米海軍横須賀基地司令部は18日、同基地で15日以降新たに関係者29人の感染を確認したと発表した。同基地の同日現在の感染者数は65人。

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 在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)は18日、基地関係者8人の感染を新たに確認したと発表した。8人は濃厚接触者として検査して陽性が判明した。

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