DTM:バトン率いるジェンソン・チーム・ロケットRJNが2021年にマクラーレンで参戦

 2019年までスーパーGTでも活躍した2009年のF1ワールドチャンピオン、ジェンソン・バトンが率いるジェンソン・チーム・ロケット・RJNは12月18日、2021年からGT3カーのレースに生まれ変わるDTMドイツ・ツーリングカー選手権に参戦すると発表した。

 2009年のワールドチャンピオンであるバトンは、2019年からRJNモータースポーツと共同でジェンソン・チーム・ロケットRJNを設立し、ブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップのシルバーカップに1台のホンダNSX GT3を投入していた。父ジョン・バトンがかつてレーシングカートで運営していたチーム、『ロケット・モータースポーツ』から名付けられている。

 チームはマクラーレン720S GT3でイギリスGTにも参戦し、最終戦シルバーストンではバトン自らもドライブしたが、12月18日、2021年から新たにGT3カーで争われることになったDTMにジェンソン・チーム・ロケットRJNとして参戦することが発表された。

 今回の発表には参戦ドライバーについては記されてはいないが、写真にはバトン、共同オーナーのボブ・ネビル、バトンの親友で、2007年ル・マン24時間LMP2ウイナーのクリス・バンコムが並んでおり、ふたりが参戦するのかも気になるところだ。

「DTMはいつも大好きなシリーズだった。GT3となって新たに進化するDTMを観られるのは非常にエキサイティングだ」と2019年にホンダNSX-GTでDTMホッケンハイムに挑んだ経験をもつバトンはコメントした。

「ゲルハルト・ベルガーとは旧知の仲だ。彼はきっと素晴らしいショーを作り上げてくれると確信している。マクラーレンとともに開始するプロジェクトを発展させるにはDTMは最適なフィールドだ。新たな挑戦をとても楽しみにしているよ」

イギリスGT最終戦に参戦したジェンソン・バトン

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