架空請求で1100万円の被害 届いた「38億当選」のメール…231回コンビニで電子マネー購入

 うるま署は18日、今年10月から12月にかけて特殊詐欺(架空料金請求)事件が発生し、自営業の60代男性=うるま市=が電子マネー利用権1101万8千円分をだまし取られる被害に遭ったと発表した。県警が2019年に取り扱った特殊詐欺の被害総額は約2013万円で、今回の被害額はその半数以上だった。

 同署によると、今年10月に氏名不詳の者から被害男性の携帯電話に、約38億の高額当選を伝えるメールが届いた。当選金の保証費用などを名目に電子マネーで支払いを要求され、男性は約2カ月間で計231回、コンビニで購入した電子マネー番号などの画像を氏名不詳の者に送信した。

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