IMSA:2021年暫定カレンダーの西海岸2連戦を9月開催へと変更。WEC富士6時間と日程重複

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の2021年暫定カレンダーにおいて、アメリカ西海岸カリフォルニア州における2つのレースの開催時期が変更された。第3戦として予定されていたロングビーチ戦と、続くラグナセカのイベントが、いずれも9月の開催へと移されている。

 当初、ロングビーチでの『アキュラ・グランプリ・オブ・ロングビーチ』は4月16〜17日(開催クラスはDPi、GTLM、GTD)、ラグナセカでのレースは4月23〜25日(DPi、LMP2、GTLM、GTD)に連戦が予定されていた

 12月17日に明らかになった新たな日程では、2021年9月10〜12日にラグナセカ、2週間後の9月24〜26日にロングビーチでレースが行なわれる。元の日程と同様にラグナセカではDPi、LMP2、GTLM、GTDによる2時間40分のレース、ロングビーチではDPi、GTLM、GTDの3クラスによる100分レースが開催されることになる。

「西海岸の観客は、我々のすべてのステークホルダーにとって非常に貴重な存在だ。この日程変更は、カリフォルニアの多くのIMSAのレースファンに最高の機会を提供することになるだろう」とIMSAプレジデントのジョン・ドゥーナン。

「同様に、チャンピオンシップに参加するチームにとっては、ふたつのカリフォルニアでのレースを連戦で開催することが重要だった。ウェザーテック・レースウェイ・ラグナセカと、ロングビーチ・グランプリ・アソシエイションのパートナーに感謝する。すべてのパートナーが、この柔軟な対応に協力してくれている」

 ロングビーチ・グランプリ・アソシエイションのジム・ミカエリアンもまた「秋への日程変更に協力してくれた、IMSAの全員に感謝している」と謝意を述べている。

「我々は、安全かつ魅力的な環境において、すべてのゲストにグランプリの良さを提供できるタイミングでイベントを実施したいと考えている」

 なお、このロングビーチの新日程は、WEC世界耐久選手権の暫定カレンダーにおける富士6時間レースの開催日とバッティングしている。

ラグナセカ名物のコークスクリューをいくMazda RT24-P

■2021年 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権 暫定カレンダー(改訂版)

■2021 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権 暫定カレンダー(2020年12月17日現在)

Rd. Date Event(Circuit) Class

Test 1月22~24日 ロア・ビフォア・ザ・ロレックス DPi, LMP2, LMP3, GTLM, GTD

1 1月28~31日 デイトナ24時間 DPi, LMP2, LMP3, GTLM, GTD

2 3月17〜20日 セブリング12時間 DPi, LMP2, LMP3, GTLM, GTD

3 5月14〜16日 ミド・オハイオ DPi, LMP3, GTD

4 6月4〜5日 デトロイト(ベル・アイル) DPi, LMP2, GTD

5 6月24〜27日 ワトキンス・グレン6時間 DPi, LMP2, LMP3, GTLM, GTD

6 7月2〜4日 モスポート・パーク DPi, LMP3, GTLM, GTD

7 7月16〜17日 ライムロック・パーク GTLM, GTD

8 8月6〜8日 ロード・アメリカ DPi, LMP2, LMP3, GTLM, GTD

9 8月20〜22日 バージニア GTLM, GTD

10 9月10〜12日 ラグナセカ DPi, LMP2, GTLM, GTD

11 9月24〜26日 ロングビーチ DPi, GTLM, GTD

12 10月6〜9日 プチ・ル・マン DPi, LMP2, LMP3, GTLM, GTD

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