DeNA古村、2度目の引退 戦力外から独立リーグ、現役復帰「野球道は一直線ではなかったが財産」

引退を表明した古村投手(資料写真)

 横浜DeNAは19日、戦力外通告を受けていた古村徹投手(27)が今季限りで引退すると発表した。今後は未定という。古村は球団を通じて「2度目の引退を決意しました。もう一度、プロのチャンスを与えてくれて感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。

 茅ケ崎西浜高から2012年にドラフト8位で入団。3年間で戦力外となったあとに打撃投手を務めた。16年に現役復帰し、独立リーグを経てテスト入団で19年に再びベイスターズに加入。通算5シーズンで1軍登板は果たせなかった。

 古村は7日の合同トライアウトに参加。打者3人に対して2安打、1三振の結果もオファーは届かなかった。「僕の歩んだ野球道は一直線ではなく難しい道のりだったが、振り返れば全て財産になった」と締めくくった。

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